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トップメッセージ

空にさきがけ
未来をひらく

代表取締役社長

代表取締役社長加藤浩士

私たちは、2025年7月で70周年を迎えました。多くのお客様、取引先、株主、そして先達、社員、関係者の皆さまへ、これまでのご支援、ご尽力に対し、改めて厚く御礼申し上げます。

戦後の黎明期から、産業航空、測量事業を通じ、様々な国土・社会基盤を支えるサービスを続けて来ましたが、いつの時代も、困難にぶつかる度、私たちの拠り所としたのが、企業理念「空にさきがけ、未来をひらく」そして、安全訓「やるべき事は確実にやり、やってはいけないことは決してやらない」です。
この理念と安全訓を決してぶらさず、トヨタグループが目指すMobility for all の一翼としてさらなる進化を遂げるべく、この70周年を節目に、2025年7月、社名を朝日航洋から、エアロトヨタに変更いたします。

当社は、1955年、今井仁、玉置実の2名が創業、黎明期の苦労を経て、57年黒部第四ダム建設物資ヘリ輸送、60年国土基盤整備に必要な航空写真測量に着手、64年富士山レーダードーム空輸設置と、航空・空間情報事業2つの会社で運営、82年には両事業を朝日航洋に統合、83年青函トンネル工事測量に参画など、技術基盤と事業整備を進めてきました。
一方、トヨタ自動車は、戦後経営危機で引責辞任をした創業者・豊田喜一郎が、すぐさま航空機研究に着手しておりました。それから、朝日航洋、トヨタ自動車は、それぞれ別の領域で事業を進め、1997年に朝日航洋がトヨタ資本に編入されました。
これまで別々の事業領域でしたが、トヨタが挑戦と挫折を経ても保ち続けた「空への思い」が、近年、空の移動革命とも言われるe-VTOL・Joby事業への資本参加に繋がり、次の変革期へと移りつつあります。

これまで成熟して来た産業航空・航空測量ですが、有人機に対する無人機の台頭、衛星による撮影技術の飛躍的進化、空の移動革命“空飛ぶクルマ”の出現、測量・地理空間情報技術とMAAS・CONNECTED領域との融合など、業界構造、ゲームプレーヤーが激変しつつあります。
当社では、この変化を逆風ではなく追い風してとらえ、業態を柔軟に変質させ、生き残って行くため、この数年は、事業全体を「死守・止める・変える」の観点で、商品・ドメイン別に強み・弱みを見極め、我々が死守すべき、伸ばすべきブランドは何か、どこに貴重な経営資源を充てるかを、検証してまいりました。 その結果、商品軸では、地理空間情報と空のモビリティを駆使し社会に役立つサービスを提供する、企業価値・ブランドとしては、どんな状況でも真面目に誠実に課題に対峙、「安心・安全・高品質」を自律的に体現する社員の進化・成長を、根幹とすべき、と考えております。
エアロトヨタは、トヨタグループのアセットと様々な領域で協業進化し続け、社員がやりがいと誇りをもって活き活きと働き、お客様からこれからも選ばれ続ける企業である様、微力ながら、粉骨砕身、課題に対峙していく所存です。
今後とも、皆さまのご指導・ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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